>
DSC W200
もともと、私はWシリーズを結構評価していたわけです。といっても、その印象は最も初期のW一桁などに由来しているのです。レンズが平凡でやや大きめのため、低価格シリーズに位置づけられて入るものの、無理が無いためなのか結構画質的には良いと思っていたところがあります。
今回、ついにコンデジも1200万画素となり、脅威の3000x4000ピクセル出力というおどくべき画素数となったということで、新しく発売されたW200をテストしてみました。 画質のほうはなかなか良好。画素数を増やしている割には、コントロールが良くなっているのかなかなかです。コントラストをD-Rに設定しているおかげか、バランスよくきれいに撮れてくれます。ラチチュードが狭くなる小画素化の中で、アンダーに撮影しておいてシャドーを持ち上げるこのような技法は、新たな救済策ということが出来るでしょう。 通常の撮影はカラーモード標準がよいでしょう。ビビッドはかなり派手目になるので、路上スナップなどの印象的な写真にはよいですが、人や犬猫などを撮影していると派手すぎるので好みません。 画質的には満足を得られたW200ですが、メニューの使い心地はだいぶ悪くなっています。CyberShot初代から受け継がれてきたメニューですが、そろそろ変更しないと、担当がサボっている思われるのを心配したのでしょうか、熟成されて完成度が高くなってきたのに、わざわざ変えて使いにくくしてしまった感があります。 特に気に入らないのは、メニューが循環しないこと。端まで行くと、また元に戻ってこなくてはならず、面倒です。設定値に付いてもそうだし、項目についても最終項目の次は無く、順繰りに戻ってくる必要があります。また設定された項目が拡大表示される機能も省かれました。老眼の私には大変便利でありがたい機能だったのに、また昔のように小さい文字で見えにくいCyberShotに戻ってしまったのはきわめて残念です。 一眼レフ全盛のこの時代、コンパクトはオートで撮ればよいとは思うものの、実際のところは設定値を変えてゆかないとよい写真になりません。オートで撮ると言う発想と、メニューが使いにくくてよいということとは別次元の問題なのですが、ソニーもまた理解できていないようで、残念です。実際ソニーが掲載しているサンプル画像も、感度を固定したり、WBを固定したり、露出補正したりして撮影されています。それならメニューの使い心地も、改善してほしいし、まして改悪はしてほしくないと思うわけです。 こちらは従来からの継続ですが、16:9モードは1,920×1,080で記録されてしまいます。せっかく1200万画素もあるのに、16:9モードはテレビ専用に割り切られてしまうのは、まったく持って納得が行かないところです。パナソニックが単純に16:9にしているのとは対照的です。ソニー製品全般に感じるのですが、ユーザーに任せる発想が出来ないようでは、カメラ作りには向かないなと思います。 ソニーだけに限りませんが、ハードのよさをソフト(ファーム)で台無しにしている場合がよくあります。フルオート専用の低価格機が存在してもかまいませんが、機能をつけるなら使いやすくつけてほしいものです。コンパクトほど、よい写真を撮るには腕が必要なのですよ。 どうして理解できないのでしょうね。カメラメーカーの皆さんは。
by abikodigicame
| 2007-07-10 13:37
|
ファン申請 |
||